養殖カワハギとウマヅラハギに寄生していたカイアシ類Peniculus minuticaudae

書誌事項

タイトル別名
  • Infection with Peniculus minuticaudae (Copepoda: Pennellidae) on Threadsail Filefish (Stephanolepis cirrhifer) and Black Scraper (Thamnaconus modestus) Cultured in Japan

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説明

三重県南伊勢町地先の北太平洋で養殖されていたカワハギStephanolepis cirrhiferおよび大分県佐伯市上浦地先と蒲江地先の豊後水道でそれぞれ養殖されていたカワハギとウマヅラハギThamnaconus modestusの鰭から寄生性カイアシ類Peniculus minuticaudae Shiino,1956の雌成虫を採集した。これは本寄生虫の養殖魚類および養殖カワハギ・ウマヅラハギからの初記録であるとともに,養殖魚類にペンネラ科カイアシ類の寄生を認めた2度目の事例である。本寄生虫は胸鰭と第2背鰭に多く見られ,次いで尾鰭と臀鰭の順に多く寄生していた。

収録刊行物

  • 生物圏科学

    生物圏科学 50 43-47, 2011-12

    東広島 : 広島大学大学院生物圏科学研究科

被引用文献 (1)*注記

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