水田地域における循環かんがいによる流出負荷低減効果

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  • Runoff Load Reduction by Circulatory Irrigation in Paddy Field Region
  • スイデン チイキ ニ オケル ジュンカンカンガイ ニ ヨル リュウシュツ フカ テイゲン コウカ

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説明

農業排水の再利用を行う循環かんがいの実施による水稲作付期の栄養塩類等の流出負荷低減効果について,現地調査によって定量的に評価した。また,水稲の収量と品質に及ぼす影響について検証した。1)循環かんがい地区の作付期間をとおした用水量に占める排水量の割合は,2カ年の調査において33~34%であった。2)循環かんがいによって,地区外に流出される窒素は35%(2カ年平均)が削減され,流出負荷量が低減される。同様に,リンについても60%が削減された。3)2カ年の調査結果から,循環かんがい地区精密調査ほ場における精玄米重は非循環かんがい地区と同等であり,また,整粒歩合,玄米窒素含量についても,同水準であることを確認した。

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