唐津湾におけるシロギスの漁業実態と資源動向

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タイトル別名
  • Fishery and resources of Japanese whiting in Karatsu Bay Area, Saga and Fukuoka Prefectures, Japan
  • カラツワン ニ オケル シロギス ノ ギョギョウ ジッタイ ト シゲン ドウコウ

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説明

佐賀県唐津地区におけるシロギスの漁獲量は6月が最も多く年間の約25%を占め,そのうちの7割以上が刺網漁業によって漁獲され,そのほとんどが親魚であった。これら親魚の生殖腺指数を調べたところ,唐津湾では7月から8月頃が産卵盛期であると考えられた。唐津湾のシロギスは,1993年以降,高いレベルのFで漁獲されており,産卵親魚量は2002年頃の数年間を除いて常に減少し続けていた。シロギスの資源量を回復させるためには,佐賀県唐津地区と福岡県糸島地区の刺網漁業者が6月に産卵親魚を獲り控え,卓越年級群の発生を待つ必要がある。

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