網走川におけるサケ稚魚の降河移動

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タイトル別名
  • Downstream migration of chum salmon released in the Abashiri River
  • アバシリガワ ニ オケル サケ チギョ ノ コウガワ イドウ

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説明

2004年および2005年,北海道東部の網走川において3群の標識サケ稚魚を放流し,降河生態を調査した。放流した標識魚は概ね2旬以内に採捕され,3旬目以降の採捕尾数は著しく減少した。この結果,5月に平均0。8g以上のサイズで網走川に放流されるサケ稚魚の多くは,放流後すみやかに降河するものと考えられた。5月末に放流した標識群では採捕尾数も少なく,放流から2旬後の6月中旬には河川水温は20℃近くなる年が多いことから,放流後速やかに降海しない個体の生き残りは低くなるものと考えられた。

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