水性高分子-イソシアネート系接着剤で接着したヒノキ集成材の接着はくり試験における接着性能

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タイトル別名
  • Bond Quality of Hinoki Glued Laminated Timber with Water-Based Polymer-Isocyanate Adhesives (API Resin)
  • スイセイ コウブンシ イソシアネートケイ セッチャクザイ デ セッチャク シタ ヒノキ シュウセイザイ ノ セッチャク ハクリ シケン ニ オケル セッチャク セイノウ

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抄録

水性高分子-イソシアネート系接着剤の接着性能について、接着剤の種類、被着材の樹種が、はくり率に及ぼす影響を処理方法の異なる3種類のはくり試験によって検討した。ヒノキ、オウシュウトウヒおよびスギの各集成材について、浸せき、煮沸はくりおよび減圧加圧試験を行った結果、ヒノキを接着した場合、接着剤の種類によっては、煮沸はくり試験や減圧加圧試験において、はくり率の上昇が大きいことが確認された。この接着性能の低下は、ヒノキ集成材について煮沸はくり試験を行った場合に特に顕著であった。以上のことから、APIを構造用集成材に使用する場合、接着する樹種と、接着剤の選定を慎重に行う必要があることが確認された。

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