造膜型木材塗料用の防かび剤としてのヒバ精油およびヒノキ精油の有効性
書誌事項
- タイトル別名
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- Suppression of mold growth on wood by film forming-type coating including the essential oil
- ゾウマクガタ モクザイ トリョウヨウ ノ ボウカビ ザイ ト シテ ノ ヒバ セイユ オヨビ ヒノキ セイユ ノ ユウコウセイ
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説明
造膜型木材塗料用の防かび剤として、ヒバ精油およびヒノキ精油の有効性について検討を行った。今回は、造膜型木材塗料として太洋塗料(株)製ウッドスキンコートST(WSCST)を使用した。塗膜上へのかびの被覆については、IPBC(有機ヨード系化合物)を0。5%添加した市販品のWSCSTに比べると、ヒバ精油あるいはヒノキ精油を5%添加したWSCSTの防かび効力はやや弱かった。しかし、塗膜の切れ込みから塗膜下へのAureobasidiumの侵入については、IPBC添加WSCSTとヒバ精油添加WSCSTは、ほぼ同等の侵入阻止効力があった。また、精油をWSCSTにあらかじめ添加しておく場合の他に、精油をWSCSTの下塗り剤として使用し精油とWSCSTを上下2層構造とする場合についても検討したが、精油が同じ濃度であるならば、前者の方が防かび効力が高かった。
収録刊行物
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- 奈良県森林技術センター研究報告
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奈良県森林技術センター研究報告 (35), 1-10, 2006-03
高取町 (奈良県) : 奈良県森林技術センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763672804608
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- NII論文ID
- 40015275322
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- NII書誌ID
- AA1155559X
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- ISSN
- 13459864
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- NDL書誌ID
- 8644355
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles