Brassica oleraceaにおける近交系統の純度検定に最適なDNAマーカーのスクリーニング
書誌事項
- タイトル別名
-
- Screening of DNA markers suitable for purity test of inbred lines in Brassica oleracea
この論文をさがす
抄録
近交系統の作成は、植物のF1品種の育成過程の最初の段階である。遺伝的に均一な近交系統の育成には5、6世代以上の自殖が必要であると考えられている。DNAマーカーを利用した近交系の純度検定は信頼性が高いが、B. oleraceaでは、純度検定に有効なDNAマーカーの報告は少ない。本研究では、F1品種の両親系統間の多型を見分けることができるDNA マーカーを見出すために、175のSSRプライマー対を試した。F2集団では、両親系統のゲノムが分離することから、両親系統の塩基配列の多型を追跡することが可能となる。そこで、材料にはキャベツの市販F1品種であるYR錦秋協力152のF2個体を用いた。12のDNAマーカーでF2集団の個体間で多型が見られたことから、これらのマーカーは純度検定に有効的であると考えられた。
収録刊行物
-
- 新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University
-
新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University 65 (2), 137-147, 2013-03
新潟大学農学部
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050845763672874752
-
- NII論文ID
- 120006744911
-
- NII書誌ID
- AN00183393
-
- ISSN
- 03858634
-
- HANDLE
- 10191/22571
-
- NDL書誌ID
- 024706746
-
- 本文言語コード
- en
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles