山口県における未利用資源を活用したブルーべリー培地栽培技術の確立

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  • Development of Blueberry Media Cultivation Using Unused Resources in Yamaguchi Prefecture
  • 山口県における未利用資源を活用したブルーベリー培地栽培技術の確立
  • ヤマグチケン ニ オケル ミリヨウ シゲン オ カツヨウ シタ ブルーベリーバイチ サイバイ ギジュツ ノ カクリツ

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抄録

山口県内の未利用資源の中から、ブルーべリーの培地栽培に利用可能な新たな資材を探索した。1 培地資材については、針葉樹樹皮において針葉樹チップと同等の生育、収量および果実品質が得られた。針葉樹樹皮のpHは4.0~4.5であり、気相は44~67%であった。このような特性は、pHが低く、通気性の高い土壌を好むブルーべリーに適している。したがって、針葉樹樹皮はブルーべリーの培地栽培に利用可能である。一方、竹チップについては、針葉樹チップと比較して生育、収量ともに劣ったことから、培地栽培には適さない。2 植穴に入れるピートモスの代替資材としては、ピートモスと同等の生育を示したピートモスと籾殻との混合資材が利用可能である。3 針葉樹樹皮を30cmの厚さに敷設し、ピートモスと籾殻との混合資材40Lであらかじめ育成した苗木を定植した場合、潅水した区と無潅水区で生育、収量、果実品質に差は認められなかったことから、潅水はほぼ不要である。

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