コムギ葯の赤かび病菌感染率と発病穂率,発病度及び子実のかび毒デオキシニバレノール汚染との関係

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タイトル別名
  • The Relationship and the Frequency of Fusarium-infected Anthers and Disease severities, and Mycotoxin Accumulation in the Wheat Grain
  • コムギヤク ノ アカカビ ビョウキン カンセンリツ ト ハツビョウ スイリツ,ハツビョウド オヨビ シジツ ノ カビ ドク デオキシニバレノール オセン ト ノ カンケイ

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抄録

コムギ赤かび病による被害を早期に予測することを目的に,品種「チクゴイズミ」を用いて開花期における葯の赤かび病菌感染率と発病穂率,発病度及び収穫した子実のかび毒(デオキシニバレノール,以下DON)蓄積量との関係を検討した。2010年及び2011年を調査した結果,葯の赤かび病菌感染率と子実のDON蓄積量との間には高い正の相関(y=0.6063x+0.8107, r=0.949, P<0.001)が認められた。このことから,開花期における葯の赤かび病菌感染率を調査することにより,収穫した子実のDON汚染程度を早期に予測できる可能性が示唆された。

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