リンゴ新品種‘秋陽’

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  • リンゴ シン ヒンシュ'シュウヨウ'

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抄録

山形県農業総合研究センター園芸試験場において,着色が良く食味の優れる中生種のリンゴ‘秋陽’を育成した。‘秋陽’は‘陽光’ב千秋’の交雑実生から選抜した3倍体品種で,育成地である山形県寒河江市において9月下旬から10月上旬に収穫できる。樹姿は若木のうちは直立するが,結実年齢に至ると開張する。果皮色は濃赤色で着色しやすく,果実重は350g程度と大果である。肉質は歯ざわりが良く,果汁も多い。甘味・酸味とも多く、食味が優れる。3倍体品種であるため受粉樹としては不適である。2005年9月に種苗法に基づく種苗登録申請を行ない,2008年3月13日に種苗登録された。現在,山形県の優良品種に位置づけられている。

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