スルホニルウレア系除草剤抵抗性イヌホタルイの水稲収量への影響と対策剤による防除法

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タイトル別名
  • Impacts of Rock Bulrushes Resistant to Sulfonylurea Herbicides on Paddy Rice Yield and Their Control with Improved Herbicides
  • スルホニルウレアケイ ジョソウザイ テイコウセイ イヌホタルイ ノ スイトウ シュウリョウ エ ノ エイキョウ ト タイサクザイ ニ ヨル ボウジョホウ

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抄録

本研究は,2003年のスルホニルウレア系除草剤による防除後に,滋賀県で初めて除草剤抵抗性バイオタイプのイヌホタルイが確認された圃場で実施した。2004年と2005年も,スルホニルウレア系除草剤で雑草防除を実施したところ,イヌホタルイの発生地点は年々拡大した。なお,2005年には,雑草害で減収した地点は,圃場内の調査ポイント32点のうち,80個体/m2以上の3地点に限られており,それ以外の29地点では減収は認められなかった。しかしながら,圃場内に抵抗性イヌホタルイの多発地点が発生すると,コンバイン収穫時に大量の種子が拡散する危険がある。また,2006年には,抵抗性バイオタイプ対策剤で防除を行ったところ,除草効果は極大であった。したがって,抵抗性イヌホタルイを確認した圃場では,雑草害による減収と周辺への種子拡散を防止するため,抵抗性バイオタイプ対策剤て適正な防除を行う必要がある。

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