カンボジアにおけるエコツーリズムマネージメントの環境経済評価 : クラチエ州を事例として

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タイトル別名
  • An estimate of the value of ecotourism management in Cambodia : Case study on dolphin ecotourism development and management in Kratie Province

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説明

カンボジアにおける農村地域の地域発展において,エコツーリズムの推進は,経済的な観点から極めて重要になっている。カンボジアにおいて,観光産業部門におけるエコツーリズムは,年率20~30%の成長を実現し,重要な産業部門を形成すると共に,今後とも,その成長が期待される部門となっている。特に,カンボジアの東部地域においては,潜在的な自然環境を利用したエコツーリズムを実現することが可能な地域が多数存在している。しかしながら,カンボジアにおける観光者の多数は,シェムリアップを拠点とした,アンコールワット遺跡群における観光に限定されており,観光者がエコツーリズムを利用する頻度は,推定で全体の約20%に過ぎない。本研究は,クラチエ州におけるドルフィン・エコツーリズムを事例として,観光資源としての自然資源の利用と管理の方向性を解明することが課題であり,今後の持続可能なエコツーリズムの発展を模索することが主な目的である。

収録刊行物

  • 農村研究

    農村研究 (117), 52-61, 2013-09

    東京 : 食料・農業・農村経済学会

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