チヂミコンブの成分調査

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タイトル別名
  • Seasonal variation of various components of Saccharina cichorioides Miyabe (Note)
  • チヂミコンブの成分調査(資料)
  • チジミコンブ ノ セイブン チョウサ(シリョウ)

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抄録

北海道北部沿岸で採取した天然及び養殖(2年及び促成)チヂミコンブについて,各種成分含量の時期別変化を調査した。アルギン酸は天然及び養殖ともほぼ年間を通して主要成分で,その含量は19~37g/100gであった。たんぱく質及び粗繊維含量は春季に,脂質含量は冬季に若干高い傾向であったが,顕著な時期別変化はみられなかった。フコース含量は1~3g/100gで,天然及び2年養殖は大きな変化はなかったが,促成養殖では6月以降上昇し,8月に最大となった。また,天然及び養殖とも春季から夏季にかけて灰分が大きく低下し,貯蔵多糖であるラミナランの含量が上昇した。

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