三浦半島におけるニンニクの4月どり新作型の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a new cropping type of garlic for harvesting in April in Miura Peninsula
  • ミウラ ハントウ ニ オケル ニンニク ノ 4ガツドリ シンサクガタ ノ カイハツ

この論文をさがす

抄録

暖地系品種‘平戸’及び‘上海’,寒地系品種‘福地系純ホワイト6片種’及び‘ニューホワイト六片’を供試し,三浦半島における栽培特性について検討した。その結果,球の肥大性がよく,異常球の発生の少ない早生品種の‘平戸’が有望であった。次に,‘平戸’を供試して,香川県など暖地で行われている促成栽培と同等の4月どり作型について検討したところ,種球のりん片を植付前1ヶ月間の低温処理(5℃)を行い,9月下旬植付けのマルチ栽培により,4月上~下旬に収穫できることを明らかにした。‘平戸’の種球りん片重と収穫物の球重との関係を調べたところ,概ね3g以上の種球りん片を用いると安定収量が確保できた。また,収穫適期は外観や試し掘りにより判断することと,収穫後の乾燥期間は10日程度が適当であることを明らかにした。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ