Identification and molecular characterization of Z/ZE lineage MHC class I heavy chain homologue and beta2-microglobulin from rock bream Oplegnathus fasciatus

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  • イシダイから単離されたMHCクラスIとβ2ミクログロブリンの性状

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イシダイの主要組織適合性抗原クラスI遺伝子(以下,RbMHC)とβ2ミクログロブリン遺伝子(以下,Rbβ2m)を見いだし,そのcDNAの特徴を明らかにした。RbMHCのcDNAは全長2,667bp,Rbβ2mのcDNAの全長は1,339bpであった。RbMHCは,分子系統樹解析では既知のMHCクラスI Z/ZE lineageの近傍に位置付けられ,アミノ酸配列やモチーフは非古典的MHCよりも古典的クラスIにより似ており,マダイイリドウイルスの感染により有意に発現量が増加した。このため,RbMHCはZ/ZE lineageに属する新たな古典的クラスIであることが示唆された。RbMHCとRbβ2mは,イシダイ正常魚において調べた全器官で発現し,特に全血での発現量は他の器官に比べて有意に高かった。

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