脂肪酸組成等に関するQTLのファインマッピング

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  • シボウサン ソセイ トウ ニ カンスル QTL ノ ファインマッピング

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抄録

日本イノシシの大ヨークシャー種への戻し交配家系から，第15染色体の脂肪酸組成QTL領域に染色体間で組み換えの生じた雄を選抜し，大ヨークシャー種雌に交配した後代産子についてハプロタイプの受け渡しと脂肪酸組成等形質の分離の有無を解析し，発育性，脂肪形質および肉質形質に関わるQTL領域の特定を試みた。1) 産肉形質については，SW1989(29cM)-SW1673(35cM)マーカーの6cM領域に発育性等に関わるQTLの存在が示唆された。2) 脂肪形質については，組換え個体を用いたQTL解析および連関解析により，SW1673-KS158(44cM)マーカー間およびSW1989-SW1673マーカー間にそれぞれ脂肪酸組成に関わるQTLの存在が示唆された。3) 肉質については，SW1527(11cM)-SW1989マーカー間に日本イノシシアリルが保水性等に対して正の効果，KS158以降に負の効果を示すQTLの存在が示唆された。

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