施設ショウガ栽培におけるヨウ化メチルくん蒸剤の効果と処理条件

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タイトル別名
  • Effect and treatment condition of soil fumigant, methyl iodide, for ginger cultivation in greenhouse
  • シセツ ショウガ サイバイ ニ オケル ヨウカ メチル クンジョウザイ ノ コウカ ト ショリ ジョウケン

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抄録

施設ショウガ栽培における定植前のヨウ化メチルくん蒸剤処理のショウガ根茎腐敗病および雑草に対する効果,処理条件および薬害について検討した。1. ヨウ化メチルくん蒸剤のショウガ根茎腐敗病および雑草に対する効果は,クロルピクリンくん蒸剤およびクロルピクリン・D-Dくん蒸剤と同等以上であった。2. ヨウ化メチルくん蒸剤の処理量を通常の15g/m2から3分の2の10g/m2に低減すると,通常量と同等の防除効果が得られたが,土壌の深さ50cmで殺菌効果が劣った。3. ヨウ化メチルくん蒸剤を3回同じ土壌に連続して処理しても,ショウガの生育および収量に影響は認められなかった。4. 難透過性フィルムを被覆に用いると,ポリフィルムに比べて被覆内のヨウ化メチル濃度を高く保てたが,ショウガ根茎腐敗病および雑草に対する防除効果は向上しなかった。5. ヨウ化メチル処理の被覆期間を3日から14日に延長してもショウガ根茎腐敗病および雑草の防除効果は向上しなかった。

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