ウメ‘南高’における施肥量の違いが果実および梅酒の品質に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Influence of the different fertilizer application rate on qualities of Japanese apricot 'Nanko' fruit and its processed ume liquour
  • ウメ'ミナミコウ'ニ オケル セヒリョウ ノ チガイ ガ カジツ オヨビ ウメシュ ノ ヒンシツ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

1) N,PおよびK施用量の抑制は,樹体のN含量を減少させたが,樹体のPおよびKの含量には影響しなかった。2) 施肥量を変えた4年間の総収量は,無施肥の樹および慣行樹が5倍量施肥した樹よりも少ない傾向であった。3) 熟度指標となる毛じ抜け具合,果実硬度および果皮色b*値から判断して,N施用量が少なく,果肉中のN含量が少ない方が熟期が早まると判断された。4) 同一採取日では果肉中N含量は果肉中全糖含量と強い負の相関関係が見られ,果実中のNが少ない方が糖含量が高まると判断された。5) 果肉中のNの減少による糖含量の高まりは梅酒の有機酸含量に影響すると判断された。

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