豚の受精卵(胚)の回収およびガラス化胚の非外科的移植の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Surgical embryo recovery and non-surgical virtrified embryo transfer in pig
  • ブタ ノ ジュセイラン(ハイ)ノ カイシュウ オヨビ ガラスカハイ ノ ヒゲカテキ イショク ノ ケントウ

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説明

未経産豚,30ヶ月齢未満および30ヶ月齢以上の経産豚から外科的に胚を回収したところ,採胚数はそれぞれ一頭あたり,平均17.9個,23.1個,および14.8個であり30ヶ月未満の経産豚が優れていた。胚をマイクロボリュームエアークーリング(MVAC)法でガラス化保存したところ,加温後の生存率は60%,孵化率は55%であった。この手法でガラス化保存した胚を非外科的移植器を用いて移植したところ,5頭中2頭が受胎し,6頭の産子が得られた。これらの結果から,外科的採胚を行い,MVAC法で保存後,非外科的移植することで子豚を生産することが可能であり,系統豚等の優良種豚の遺伝資源の保存および活用に有効であると考えられた。

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