小学生を対象にした食育教材「さかな丸ごと探検ノート」を活用した食教育の実践と評価

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of the fish-based nutritional education program utilizing 'The ABC's of Fish, A Holistic View' for elementary school children
  • ショウガクセイ オ タイショウ ニ シタ ショクイク キョウザイ 「 サカナマル ゴト タンケン ノート 」 オ カツヨウ シタ ショク キョウイク ノ ジッセン ト ヒョウカ

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抄録

京都市立小学校5年生227名(介入校131名,対照校96名)を対象に,栄養教諭及び大学関係者等が協働して,食育教材「さかな丸ごと探検ノート」(以下,「探検ノート」)を用いた食教育を実施し,児童の魚に対する食意識,食行動等を,教育の前後及び対照校と比較し,食教育の評価を行った。食教育実施前と実施後(6か月後)に魚に関する食意識,食行動等の無記名自記式アンケート調査を行った。介入校において,「家庭で週3回以上魚を摂取する」が,事前20.9%から事後32.8%(p=0.001)に,「魚が好き」は,47.6%から62.8%(p=0.030)に,「魚摂取が健康と関係あるととても思う」は,55.2%から79.5%(p<0.001)に,いずれも有意に上昇した。対照校ではすべての項目において有意な差はみられなかった。以上より,「探検ノート」を活用した小学生に対する魚食教育の有用性が示された。

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