播種期の違いが硬質小麦品種「ゆめあかり」の品種特性の発現に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of sowing time on the expression of varietal characteristics in the hard wheat cultivar Yumeakari
  • ハシュキ ノ チガイ ガ コウシツ コムギ ヒンシュ 「 ユメアカリ 」 ノ ヒンシュ トクセイ ノ ハツゲン ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

愛知県農業総合試験場ではパン・中華めん用硬質小麦品種「ゆめあかり」を開発し、2014年5月に品種登録された。今後、県内で「ゆめあかり」を普及させていくためには、収量・品質安定化に向けた栽培法の確立が急務である。本研究では「ゆめあかり」の栽培法確立に資するため、播種期の違いが品種特性の発現に及ぼす影響について調査を行った。2010年~2012年に、試験場内において、これまで本県における中生品種の播種適期とされている11月中旬播種を標準に、早播、やや早播、やや遅播、遅播、極遅播の区を設定し生育・収量・品質調査を行った。その結果、標準播の11月中旬播種が品種特性を最大限に発揮できる播種適期と考えられた。また播種期の許容範囲は、11月上旬から11月下旬と判断され、「農林61号」に比べ、播種期は10日程度早いことが判明した。適期播種できなかった場合の改善策としては、やや早播の場合は、幼穂形成期、穂揃期での増肥、遅播の場合は、播種量を増やすことが有効であると考えられた。

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