沖縄県のアスパラガス半促成栽培における適正窒素施用量と収量

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タイトル別名
  • Optimum nitrogen application and crop yield in semi-forcing cultivation of green asparagus in Okinawa
  • オキナワケン ノ アスパラガス ハンソクセイ サイバイ ニ オケル テキセイ チッソシヨウリョウ ト シュウリョウ

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抄録

沖縄県のアスパラガスは栽培事例が少なく,栽培技術がほとんど確立されていない。アスパラガスは沖縄県を含む亜熱帯地域では休眠が起こらず株の消耗が激しいため,経済栽培期間が2~3年程度と短い(Onggo 2001,2009)。しかし,熱帯・亜熱帯のペルーやタイにおいて,かん水を制限する期間を設けることにより,株を長期維持している事例がある(元木ら,2011; 山口ら,2012)。本研究では,かん水制限を取り入れたハウス半促成長期どり栽培(2月下旬~11月収穫,12月~2月上旬: かん水制限による株養成,2月中旬: 全刈りのち畝上焼却)において,生育・収量に大きく影響すると考えられる窒素の施用量を検討した。その結果,ジャーガルにおける年間窒素施用量は63kg/10aであることが明らかとなった。また収量は,2年生株から5年生株まで4,000kg/10a以上の高水準であり,4年間連続した収穫が可能であった。

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