ニラ葉先枯れ症の原因解明
書誌事項
- タイトル別名
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- Elucidation of the cause for Chinese chive leaf tip-burn
- ニラ ハサキガレ ショウ ノ ゲンイン カイメイ
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説明
本研究は,ニラの生産現場で課題となっている葉先枯れ症の発生要因について検討した。湿度を急激に低下させた場合,処理時間が長くなるにつれて蒸散速度が増し,蒸散量も多くなり葉先枯れ症の発生率が高くなった。また,葉先枯れ症の発生は,葉齢の進んだ外葉で,先端の葉縁部に発生が集中した。葉の先端部は,気孔密度が高く過剰な蒸散により,葉先枯れ症が発生しやすいと考えられた。夏季の葉先枯れ症は,葉先の激しい白化で,気孔からの蒸散が著しいための脱水症状により発生したものと推察した。夏季のニラ栽培では,遮光をすると明らかに葉先枯れ症の発生が減少したが,遮光によって光合成能力が低下した。夏季のニラの葉先枯れ症の発生には品種間差がみられた。
収録刊行物
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- 栃木県農業試験場研究報告
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栃木県農業試験場研究報告 (73), 11-20, 2015-03
宇都宮 : 栃木県農業試験場
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763691136768
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- NII論文ID
- 40020472816
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- NII書誌ID
- AN00173902
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- ISSN
- 03889270
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- NDL書誌ID
- 026410741
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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