デルフィニウム‘パルフェライトブルー’の苗の大きさが収量・品質及び収益性に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of seedling size on yield, qualities, and profitability of delphinium 'Parfait light blue' in autumn planting cultivation type
  • デルフィニウム'パルフェライトブルー'ノ ナエ ノ オオキサ ガ シュウリョウ ・ ヒンシツ オヨビ シュウエキセイ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

西南暖地におけるエラータム系デルフィニウムの促成栽培では,定植期の9月下旬頃の気温が高いため,しばしば高温障害の発生が問題となっている。その対策として,育苗期間の長い大苗の定植が有効ではあるが,本県の主力品種である‘パルフェライトブルー’での知見はない。そこで,当品種を2.5号,3号および3.5号ポットで育苗した大苗と慣行の72穴セルトレイで育苗した慣行苗を用いて,大苗利用の効果について検討した。その結果,当品種においても,大苗を利用した場合の切り花の収量および品質は,慣行苗より有意に優れていた。また,各ポット苗を用いた場合の切り花の推定販売金額と種苗費より経済性について検討した結果,大きいポット苗ほど推定販売金額は増加するが,それ以上に種苗費も増加するため,当品種の大苗利用栽培には2.5号ポット苗が適正と考えられた。

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