森林施業に伴う放射線量変化の把握

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  • シンリン セギョウ ニ トモナウ ホウシャセンリョウ ヘンカ ノ ハアク

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居住地域と森林が一体となって生活空間を構成している地域では、東京電力福島第一原子力発電所事故からの復興には、森林施業による空間放射線量率の低減効果が期待されている。そこで、県内の森林施業地(空間放射線量率0.31~1.56μSv/h)において、針葉樹林(スギ林)の切捨間伐施業、利用間伐施業及び皆伐施業、落葉広葉樹林(コナラ林)の更新伐施業、更新伐施業で枝葉と落葉堆積物の除去を行った5つのタイプにおける森林施業前と施業後の空間放射線量率を調査した。その結果、森林施業により空間放射線量率が低減し、広葉樹林施業(コナラ林)においては、枝葉および落葉等堆積物の除去を行った場合、より施業後の空間放射線量率の低減効果があることを確認した。間伐等の森林施業においては、枝葉および落葉等堆積物を除去することにより空間放射線量率の低減効果が一層発揮されると考えられる。

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