北海道で発生したFusarium属菌の花き病害(2) : アスター萎凋病
書誌事項
- タイトル別名
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- Fusarium diseases on ornamental plants occurred in Hokkaido (2) : Wilt of China aster
- 北海道で発生したFusarium属菌の花き病害(第2報)アスター萎凋病
- ホッカイドウ デ ハッセイ シタ Fusariumゾクキン ノ カキ ビョウガイ(ダイ2ホウ)アスターイチョウビョウ
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抄録
北海道で栽培されたアスター(Callistephus chinensis (L.) Nees.)で株が黄化・萎凋する病害が発生した。病株の地際部茎部にも褐変が認められた。これら病株からFusarium属菌が高頻度で分離された。病原性試験を実施し,分離菌を接種した土壌でアスター2品種を栽培したところ,2品種とも葉の黄化,維管束の褐変が見られ,やがて萎凋・枯死した。発病株からFusarium属菌が再分離された。本病菌のPDA培地における菌叢は白色または淡桃色を示した。大型分生子は主に3隔壁,中短長,直状~先端部でやや曲がる。小型分生子は楕円形,短い分生子柄に擬頭状に形成された。本菌のDNAをFusarium oxysporumの特異検出プライマーでPCRを行ったところ,想定される増幅バンドが検出された。以上から,本菌をFusarium oxysporum Schlechtendalと同定した。さらに18科37植物に接種を行い,分化型を検討したところ,アスターに強い病原性とキクに弱い病原性を示し,その他植物に病原性は認められなかったことから,分化型はf. sp. callistephiに該当した。以上から,北海道においてFusarium oxysporum Schlechtendal f. sp. callistephi W. C. Snyder and H. N. Hansenによるアスター萎凋病の初発生を確認した。
収録刊行物
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- 北海道立総合研究機構農業試験場集報 = Bulletin of Hokkaido Research Organization Agricultural Experiment Stations
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北海道立総合研究機構農業試験場集報 = Bulletin of Hokkaido Research Organization Agricultural Experiment Stations (101), 15-20, 2017-03
長沼町 (北海道) : 北海道立総合研究機構農業研究本部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763695905152
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- NII論文ID
- 40021282130
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- NII書誌ID
- AA12521265
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- ISSN
- 21861048
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- NDL書誌ID
- 028435536
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles