オウトウ‘紅さやか’の果肉色に関するDNAマーカー

書誌事項

タイトル別名
  • Development of DNA marker for flesh color derived from sweet cherry (Prunus avium L.) cultivar 'Benisayaka'
  • オウトウ'アカサ ヤカ'ノ カニクショク ニ カンスル DNA マーカー

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説明

オウトウ‘紅さやか’に由来する果肉色を判別するためのDNAマーカーを開発した。赤肉の‘紅さやか’とその後代系統および,白肉の‘佐藤錦’,‘紅きらり’におけるPavMYB10プロモーター領域の塩基配列比較により,赤肉に特異的な2箇所のSNP(Single Nucleotide Polymorphism)を見出した。このSNP上に設計したdCAPS(Derived Cleaved Amplified Polymorphic Sequences)マーカーを用いて,分離集団における遺伝子型と表現型の関係を調査したところ,赤肉形質の判別に有効な多型であると考えられた。しかし,他の赤肉品種には適用できない可能性が高かった。また,dCAPSマーカーは,操作が煩雑でコストがかかることから,それらを解消可能なASP(Allele Specific Primer)マーカーを開発した。開発したASPマーカーは,ダイレクトPCRに適用可能であり,操作の簡便化とコスト削減が図られた。

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