有効積算温度によるチャトゲコナジラミの発生予測システム

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タイトル別名
  • Forecasting system for the occurrence of the tea spiny whitefly (Aleurocanthus camelliae Kanmiya and Kasai) using the effective accumulated temperature in Miyazaki
  • ユウコウ セキサン オンド ニ ヨル チャトゲコナジラミ ノ ハッセイ ヨソク システム

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抄録

チャトゲコナジラミの発生時期を有効積算温度により発育ステージ別に予測するシステムを構築し,黄色粘着トラップ調査による成虫の発生消長との適合性を検証するとともに年間発生世代数および越冬世代成虫の出現ピーク時期を解析した。1. システムは,発育零点と有効積算温度を設定し,データベース化された地点別,年次別の気温データを選択して,三角法により有効積算温度を求めるシミュレーションモデル(宮崎モデル)であり,トラップ調査による成虫の発生ピークと年間発生回数は,本モデルの解析結果とよく適合した。2. 年間発生世代数は,県北部山間地域では3回,その他の地域は4回が主体であり,特に県南部沿海地域においては5回発生の可能性がある。3. 越冬世代成虫の出現ピーク時期は,県南部沿海地域が4月中旬,県北部山間地域が5月中旬,その他の地域が4月下旬頃であり,1月1日を起算として有効積算温度(幼虫)が約190日度となる日に相当する。

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