血糖値上昇抑制効果を有する桑葉粉末入り麺の開発

書誌事項

タイトル別名
  • ケットウチ ジョウショウ ヨクセイ コウカ オ ユウスル クワバ フンマツ イリ メン ノ カイハツ

この論文をさがす

抄録

桑葉粉末入り麺または麺帯を製造し、その加工性、調理特性の検討、DNJの残存量の測定、官能評価を行い、以下の結果を得た。1)桑葉の添加量による茹で麺の水分に差は見られなかったが、麺の硬さは桑葉の添加により軟らかくなった。2)麺帯の色調は桑葉の添加量が増えるにしたがい明度が低くなり、外観も緑色が濃くなった。彩度は茹で時間10分で最も値が高くなり色鮮やかになった。3)桑葉粉末入りの麺帯に蛍光灯を長時間照射すると退色してしまうため、製造後は遮光包装することが必要と考えられた。4)官能検査では、桑葉1.0%添加した麺が最も評価が高かった。5)茹で時間とともに麺に残存するデオキシノジリマイシン量は減少したが、桑葉1.0%添加した麺は10分間茹でても茹でる前と比較して86.0%のデオキシノジリマイシンが残存していた。以上の結果から桑葉粉末の麺への添加量は1.0%程度が適当であると判断された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ