菌床しいたけ栽培時に生じる排水の処理(3) : 酸化チタンとUV—LEDの光触媒能効果

書誌事項

タイトル別名
  • Waste water treatment for shiitake mushroom sawdust based cultivation III : Comparison of potocatalytic efficiency using TiO2 and UV-LED
  • 菌床しいたけ栽培時に生じる排水の処理(3)酸化チタンとUV-LEDの光触媒能効果
  • キン ユカシイタケ サイバイジ ニ ショウジル ハイスイ ノ ショリ(3)サンカ チタン ト UV-LED ノ ヒカリ ショクバイノウ コウカ

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説明

光触媒を利用した菌床しいたけ排水処理の実用化を目的とし,各種アナターゼ型酸化チタン粉末やUV(紫外線)LEDを用いた実験を行い,酸化チタンの有機物吸着率,光触媒による除去率・分解率について考察した。比表面積が大きい酸化チタンは有機物の吸着能が高く,その結果,除去率も増加した。また排水中のpHを酸性にすることによって酸化チタンと有機物が等電点になり,さらなる有機物の吸着率・除去率の向上が観察された。LEDの発光強度(投入電力量)の増加にともない有機物の分解反応が進行したが,投入電力量あたりの分解効率は低下した。したがって380nm以下の紫外域波長を発光するLEDを利用した排水処理では,処理時間とコストの観点から最適な発光強度を設定する必要がある。

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