リン酸が蓄積した施設土壌でのトマトの促成栽培における窒素の全量基肥施肥とリン酸の無施肥栽培

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タイトル別名
  • Non-split application of nitrogen and non-fertilizing of phosphoric acid for forced cultivation of tomato in greenhouse soil accumulated phosphoric acid
  • リンサン ガ チクセキ シタ シセツ ドジョウ デ ノ トマト ノ ソクセイ サイバイ ニ オケル チッソ ノ ゼンリョウ キヒ セヒ ト リンサン ノ ムセヒ サイバイ

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抄録

リン酸が蓄積した施設土壌におけるトマトの促成栽培の追肥を省力化するため、被覆尿素肥料を用いた窒素の全量基肥施肥について検討した。あわせて、土壌に蓄積したリン酸の活用を図るため、リン酸の無施肥についても検討した。1 被覆尿素肥料120日リニア溶出型:被覆尿素肥料80日シグモイド溶出型:速効性肥料=4:4:2で配合した窒素肥料で慣行施肥量よりも23%減肥して全量基肥施肥を行ったところ、生育、収量及び果実品質は慣行施肥と同程度であった。2 可給態リン酸含有量が1.75g-P2O5kg-1の土壌で、リン酸施肥量を0、4、8g-P2O5m-2としても収量及び果実品質に有意な差はみられず、作物体のリン吸収量は果実収量に対して必要とされるリン吸収量よりも多かった。

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