4種類の未利用資源とピートモスとの配合割合がポトス、ヒマワリ、ゼラニウム及びマリーゴールドの生育に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Influences of mixture ratio of 4 unutilized resource and peat moss on the growth of Epipremnum aureum, Helianthus annuus, Pelargonium*hortorum and Tagetes patula L
  • 4シュルイ ノ ミリヨウ シゲン ト ピートモス ト ノ ハイゴウ ワリアイ ガ ポトス 、 ヒマワリ 、 ゼラニウム オヨビ マリーゴールド ノ セイイク ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

愛知県の未利用資源である、「真砂土」、「粘土キラ」、「パルプスラッジ」及び「クリンカアッシュ」について、鉢物用土素材としての有効性について検討した。これらの資材は、pHが高く、孔隙率が低く用土が固く締まる傾向が認められたため、pHを酸性に矯正する無調整ピートモスと、通気性、保水性に富むやしがらを添加したところ、生産現場で使用されている用土の理化学性や物理性の基準値に合致したことから、鉢物用土として使用可能と判断した。次に、ポトス、ヒマワリ、ゼラニウム、マリーゴールドで栽培試験を行ったところ、ポトス、ヒマワリ、マリーゴールドは生育や開花日にほとんど差は無く、試験用土がこれら作物の営利生産現場において利用可能であると考えられた。一方、ゼラニウムでは開花までの日数が長くなったことから、更なる配合率の検討等が必要と考えられた。また、試験用土の価格を試算した結果、容積比にして真砂土:粘土キラ:クリンカアッシュ:パルプスラッジ:やしがら:ピートモス=1:1:3:2:1:2の配合割合が最も低価格であり、未利用資源が生産コスト低減の面からも活用可能であると考えられた。

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