ブドウ‘シャインマスカット’の長梢剪定栽培における新梢管理が生育および果房特性に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effect of shoot management on fruit characteristics of grape 'Shine Muscat' in long cane pruning cultivation
  • ブドウ'シャインマスカット'ノ チョウ ショウ センテイ サイバイ ニ オケル シン ショウ カンリ ガ セイイク オヨビ カボウ トクセイ ニ オヨボス エイキョウ

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説明

ブドウ‘シャインマスカット’の長梢栽培における,新梢管理が生育と果房特性に及ぼす影響について調べた。その結果,開花始期に新梢の先端5mmの未展葉部分を摘心し,袋かけ後に再度,摘心を行った節の先1節で剪除し,果房より基部側の副梢を多く残した場合,対照区に比べて約1gの果粒肥大効果が認められ,果実品質も問題がなかった。さらに,開花始期に行う摘心の強さを新梢先端1cmとし,果房より基部側の副梢を多く残した場合,対照区に比べて約2gの果粒肥大効果が認められ,果実品質は,若干の糖度低下が認められた。結論として,ブドウ‘シャインマスカット’長梢栽培においては,開花始期に新梢先端の摘心を行い,副梢を果房より基部に多めに残すことにより,果粒肥大促進効果があることが示された。

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