郷土風景論史研究の展開過程 : 1979年から2015年にかけて

書誌事項

タイトル別名
  • Developmental processes in historical studies of 'Kyodo-Fukei' (Local Landscape) research : From 1979 to 2015
  • キョウド フウケイロンシ ケンキュウ ノ テンカイ カテイ : 1979ネン カラ 2015ネン ニ カケテ

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説明

本研究の目的は,1979年から2015年にかけての郷土風景論史研究の展開過程を明らかにし,今後の郷土風景論史研究の展開可能性と課題を考察することである。文献情報データベースからの抽出を行った結果,郷土風景論史研究に関する文献を16点得られた。これらの文献に対して<文献主題性>を把握した結果,目的・構成・文章レベルが3件,構成・文章レベルが3件,文章レベルが10件該当すると認められた。上記16点の郷土風景論史研究の文献からの抽出を行った結果,引用された郷土風景論に関する文献を11点得られた。これらの文献に対して<文章着目性>を把握した結果,特性論考レベルが14件,状況確認レベルが16件該当すると認められた。郷土風景論史研究の展開過程は,1)黎明期(1979-1981年),2)発展期(1982-1998年),3)確立期(1999-2005年),4)再発展期(2006-2015年)の4期から説明できた。この時期区分に最も影響を与えた文献は,2005年に造園学者赤坂信が発表した学術論文であった。最後に今後の郷土風景論史研究の課題を示し,その解決に向けての方向性も例示した。

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