低魚粉飼料の有効性評価(2)

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抄録

サケ科魚類を飼育する上で、養魚飼料の高騰は大きな問題である。その原因として養魚飼料の主原料である魚粉の価格高騰が挙げられることから、その代替え原料を用いた飼料の開発が検討されている。そこで、全国養鱒技術協議会(以下「養鱒協議会」という)に加盟している各県では、低魚粉飼料の普及を目標とした連絡試験を行っている。本県においても連絡試験を2015年より行っているが、2015年の試験で用いたギンヒカリはニジマス(Oncorhynchus mykiss)の系統の中でも比較的に飼育が難しく、結果として飼料効率もかなり低い値であった。2016年の試験ではギンヒカリよりも飼育が容易とされる箱島系を用い、低魚粉飼料給餌による飼育成績を飼料効率やコスト指数により従来の飼料給餌と比較したので、その結果について報告する。

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