書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of the Theme Setting of "Find A Great Discovery" in Nature Observation within a School Site on Interests in Nature of Students Taking Child Care and Education (Environment)
- ガッコウ ナイ ノ シゼン カンサツ ニ オケル 「 ダイ ハッケン オ サガソウ 」 ノ テーマ セッテイ ガ ホイク ナイヨウ(カンキョウ)ノ リシュウ ガクセイ ノ シゼン ニ タイスル カンシンド ニ オヨボス コウカ ニ ツイテ
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抄録
学校内において「大発見」と思うことを探すというテーマをもって自然観察を行なうと,保 育者養成課程の学生の最も多く(33.8%)は中庭にヤマノイモ(自然薯)が自生していること を「大発見」として挙げた.ホオノキとハアザミはそれぞれ8.1%と6.8%の学生が挙げた.1 年前のセミの抜け殻,ヤブツバキ,キジバトの巣で親鳥が卵を温めていたこと,ケヤキの木, ノウゼンカズラ,ムラサキカタバミおよびゲッケイジュを挙げた者は2.0%から4.1%であり, 合計で33種類の「大発見」が見つけられた.「大発見」を探すテーマを設けて自然観察をすると, 中庭および学外のいずれにおいても,自然に対して「関心」,「無意識に見ること」および「意 識的に見ること」のすべてについて,半数以上の学生が増加したと答えた.特に「中庭の自然 に対する関心」,「中庭を無意識に見ること」,および「学外の自然に対する関心」は,「高まっ た」と答えた者の方が多かった.また「高まった」と答えた学生は,いずれの項目についても 2倍前後高まったと感じていた.さらに「大発見」を探すテーマを設けた自然観察は,テーマ を設けない場合に比べて,自然に関心を持たせる効果が高いと感じた学生は有意に多かった. 本研究において自然観察ではテーマを設けた方が設けないよりも保育者養成課程の学生の自然 に対する関心度を高められる可能性が示唆された.
収録刊行物
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- 名古屋女子大学紀要. 家政・自然編, 人文・社会編
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名古屋女子大学紀要. 家政・自然編, 人文・社会編 (64), 1-8, 2018-03
名古屋女子大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763711805952
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- NII論文ID
- 120006486217
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- NII書誌ID
- AA12530109
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- ISSN
- 21857962
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- NDL書誌ID
- 028914262
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles