血管と気管支の空間的配置特徴に基づく胸部X線CT像からの肺動脈・肺静脈自動分類

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タイトル別名
  • ケッカン ト キカンシ ノ クウカンテキ ハイチ トクチョウ ニ モトヅク キョウブ Xセン CTゾウ カラ ノ ハイ ドウミャク ハイ ジョウミャク ジドウ ブンルイ
  • Automated Classification of Pulmonary Artery and Vein from Chest X-ray CT Images Based on Spatial Arrangement Features of Bronchus and Vessels

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説明

本論文では,胸部X線CT像から肺動脈・肺静脈を自動分類する手法を提案する.肺腫瘤に関与する血管の種類は良悪性鑑別の指針の一つとなるが,肺動脈と肺静脈はCT値に差異が見られないためCT値を基準に区別することは難しい.肺動脈,肺静脈の空間的な配置は気管支と密接な関係にあり,肺動脈は肺区域の中心を気管支と並走し,肺静脈は肺区域の境界(気管支と気管支の間)を走行する.提案手法では,これらの解剖学的分布特徴を血管枝ごとに定量化し,血管枝の接続関係を考慮して分類を行う.提案手法を胸部X線CT像3例に適用した結果,動脈,静脈それぞれ約 85%を正しく分類できた.

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参考文献 (13)*注記

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