国立大学における派遣留学の現状と課題 : 国際化の成果指標を用いた事例比較を通じて

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  • コクリツ ダイガク ニ オケル ハケン リュウガク ノ ゲンジョウ ト カダイ コクサイカ ノ セイカ シヒョウ オ モチイタ ジレイ ヒカク オ ツウジテ
  • Current Issues in Study Abroad at Japanese National Universities : A comparative case study based on performance indicators of internationalization

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本稿は,黎明期にある我が国の国立大学における派遣留学の現状についての事例研究を試みたものである。近年,諸外国の大学においては,主体的な教育戦略として学生を海外の大学等へ送り出し,帰国学生によって内部の国際化を図っていく派遣留学が積極的に展開されている。本稿ではこうした動向をふまえ,我が国の国立大学における派遣留学の現状と課題を明らかにするために,「国際化の成果指標」を事例分析の枠組みとしたアンケート調査を実施した。具体的には,名古屋大学と同大学との学生交流が活発に行われているノースカロライナ州立大学を対象に調査を行った。これにより,国立大学において派遣留学の推進体制を構築するための課題として,人材育成の視点を含む国際教育の戦略プランの策定,全学的な協働体制の強化,リーダーシップを活かした推進体制の確立の必要性といった課題が明らかになった。

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