カオスダイナミクスの分離を利用した誤り訂正手法の送信信号数に対する性能評価

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  • カオスダイナミクス ノ ブンリ オ リヨウ シタ アヤマリ テイセイ シュホウ ノ ソウシン シンゴウスウ ニ タイスル セイノウ ヒョウカ
  • Performance Evaluation of Error-Correcting Scheme Using Separation of Chaotic Dynamics for Number of Transmitting Data

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抄録

カオス系列によって変調された信号のみを用いて復調を行うノンコヒーレントカオス通信システムは, カオスの特徴を活かした独特の通信システムとして知られている.しかしながら,一般的な通信システムと比較すると,通信特性は劣るため,ノンコヒーレント通信の特性向上のためには,カオスの特徴を利用したさらなる工夫が必要である.私達はこれまでの研究で,カオスダイナミクスの分離・再構成を利用した誤り訂正手法を提案した.シミュレーションを行った結果,従来手法(誤り訂正無し) と比較して,BER 特性において2〜2.5 dB の利得が得られた事を確認した.本稿では,カオスダイナミクスの分離・再構成による効果をより詳細に解析するために,本誤り訂正手法の性能評価を行う.具体的には,一度に送信される信号ブロック数とその信号の組み合わせに注目し,誤り訂正能力の解析を行う.

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