バスケットボール審判員におけるゲームコントロール能力に関する質的研究 ~ グラウンデッドセオリーアプローチを用いて~

書誌事項

タイトル別名
  • A qualitative research on the game control capability in basketball referee ~ Grounded Theory Approach is used ~
  • バスケットボール シンパンイン ニオケル ゲームコントロール ノウリョク ニカンスル シツテキ ケンキュウ グラウンデッド セオリー アプローチ オ モチイテ

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抄録

本研究では,近年バスケットボール審判員の能力として注目されているゲームコントロールについて注目 し,国際審判として活躍した審判員を対象にゲームコントロールに関する実践知を知識化し,審判員および 指導者育成に役立つ知見を実践現場に提供することを目的とした。 その結果,「コミュニケーション力」「技術の理解」「戦術の理解」というコアカテゴリーを得ることがで きた。 「技術の理解」「戦術の理解」によって,「先を見通した笛」が可能になり,観客の面白さにつながるゲー ムコントロールが可能になる。また,「技術の理解」「戦術の理解」に基づいたバスケットボールによって 「正しいバスケットボール」をさせることが可能になり,チームや選手の能力を発揮させ,ゲームコントロー ルが可能になることが分かった。 また,「技術の理解」「戦術の理解」には「コミュニケーション力」が大きな影響を及ぼしたことが分かり, 審判員は日常生活の段階から人とどのように接するかが問われ,それがチームや選手とどのように接するか に影響を及ぼし,審判員としての能力形成に大きな影響を及ぼすことが分かった。

福岡教育大学紀要. 第五分冊, 芸術・保健体育・家政科編

Bulletin of Fukuoka University of Education. Part 5, Art, Health and Physical Education and Home Economics

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