新規格肥料「混合堆肥複合肥料」の製造技術の検討(3)

書誌事項

タイトル別名
  • Study of manufacturing technology for new standardized fertilizer 'Mixed compost compound fertilizer' -3rd report-
  • 新規格肥料「混合堆肥複合肥料」の製造技術の検討(第3報)
  • シン キカク ヒリョウ 「 コンゴウ タイヒ フクゴウ ヒリョウ 」 ノ セイゾウ ギジュツ ノ ケントウ(ダイ3ポウ)

この論文をさがす

説明

平成24年の肥料取締法施行規則等の改正により、堆肥を原料とした普通肥料「混合堆肥複合肥料」の公定規格が新設され、堆肥の土づくり効果と化学肥料の高い肥効を併せもった肥料の生産・流通が可能となった。そこで、堆肥の新たな需要拡大等を目的として、複数の化学肥料等を原料とし、三要素(窒素・リン酸・カリ)の成分比が異なる混合堆肥複合肥料において、尿素の混合割合の違いが製造効率や保存性におよぼす影響について検討した。また、化成肥料なみの窒素含有量を確保するために、膨化・固結が起きやすい尿素の混合割合を抑え、不足分を硫安で補った場合の影響についても検討した。1 混合堆肥複合肥料の膨化・固結を抑制するため、尿素の混合割合は5%以内が適当と考えられた。2 混合堆肥複合肥料の窒素含有量を高めるために、尿素5%に対して硫安を30~45%混合することにより、膨化・固結の発生を抑制しつつ、化成肥料なみの10~13%の窒素含有量を確保できた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ