養殖生簀内における魚群遊泳音の特徴

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タイトル別名
  • Feature of the Swimming Sound for Fishes in the Netting Cages at the Culture Ground
  • ヨウショク イケスナイ ニ オケル ギョグン ユウエイオン ノ トクチョウ

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説明

高密度魚群の発する遊泳音の特徴を調査するため,鹿児島県姶良郡隼人町沖合に設置されている城山合産株式会社隼人養殖場海上生簀にて水中音の測定を行った。対象魚種はマダイPagrus major,ブリSeriola quinqueradiata,ヒラマサSeriola lalandi,カンパチSeriola dumerili,トラフグTakifugu rubripesであった。その結果,散発的に現われる魚種に異なるパルス状波形が観察され,周波数解析を行った結果,1) 50~400Hzの周波数成分を主とする高密度魚群内の遊泳音,2) 500Hz以上の高周波成分を主とするテンプラノイズが明らかになった。また,両波形の存在によりその境界付近約200Hz~1kHzにはパワースペクトルの凹状帯が存在した。なお,刻々変化する周期持続時間等の解析には時間軸上での解析が必要である。

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