経由点到達運動の位置分散は軌道計画・実行の逐次モデルを支持する

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  • ケイユテン トウタツ ウンドウ ノ イチ ブンサン ワ キドウ ケイカク ジッコウ ノ チクジ モデル オ シジ スル
  • Positional Variance on Via-Point Reaching Movement Supports Sequential Trajectory Planning and Execution Model

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抄録

運動軌道の計画実行に関しては様々な研究があるが,従来の軌道計画モデルを実際のデータと比較する際,平均軌道を用いることがほとんどであった.しかし Harris & Wolpertによって分散最小モデルが提案されて以来,運動のばらつきの重要性が認識された.Todorovは,経由点のある到達運動の位置分散のデータが,彼の最適フィードバックモデルで説明できることから,従来主流であった計画と実行が逐次的に行われるモデルを批判している.本論文では,計測実行逐次モデルで,位置分散が時間のどのような関数になるかの一般的な理論予測を行い,それを実験データと比較した.四つの実験から,少なくとも経由点のある到達運動に関しては,最適フィードバック制御に基づくTodorovらのモデルではなく,計画実行逐次モデルがより確からしいことを示す.

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