観光マーケティングへ向けて : コトラーはなぜ有効でないのか

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  • Toward Marketing For Tourism
  • カンコウ マーケティング エ ムケテ コトラー ワ ナゼ ユウコウ デ ナイ ノ カ

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和文抄録：フイリップ・コトラーはマーケティング研究の第一人者であり、『マーケティ ング･マネジメント』など、現在なお読み継がれている。コトラーはマーケティング概念 の拡張をしたことでも業績を残しており、『ホスピタリテイと観光のマーケティング』は その代表作である。しかし、私たち日本人はそこに違和感を抱く。その大きな理由は、 日本では観光ビジネスにおいて旅行会社が果たす役割が非常に大きいのであるが、コト ラーの著書では、アメリカの現状に合わせてホテルの役割を重視して記述がなされてい るからである。また、旅行形態や観光形態に関して細分化の作業が十分ではない。こう した点から、日本における観光マーケティング原理確立のためには、コトラー理論の検 証が必要である。

Philip Kotler is considered to be one of the greatest in the field of study for marketing. His work "Marketing Management" is a monumental one in that field. He also broadened the concept of marketing. For example, "Marketing for Hospitality&Tourism" was published on tourism. But can we Japanese consent to the effectiveness of his theory in Japan? In his work the importance of hotel is emphasized, but on the other side, there are few references on travel agency. It is probably suited to the actual condition in USA. In Japan travel agency plays an important role in tourism business. Segmentation about style of tour or sightseeing must be investigated in Japan.

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