無限期間定常経済モデルにおける厚生経済学の第2基本定理と競争均衡の存在定理 : 一般的消費集合のケース

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書誌事項

タイトル別名
  • On the 2nd Fundamental Theorem of Welfare Economics and the Existence of Competitive Equilibrium in Stationary Economies over an Infinite Horizon : General Consumption Sets
  • ムゲン キカン テイジョウ ケイザイ モデル ニ オケル コウセイ ケイザイガク ノ ダイ2 キホン テイリ ト キョウソウ キンコウ ノ ソンザイ テイリ イッパンテキ ショウヒ シュウゴウ ノ ケース

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抄録

本稿では、財空間として l∞ を利用する無限期間定常経済モデルにおける競争均衡の存在定理の証明を、根岸アプローチに基づいて行う。そして均衡価格を l1 に見つける。通常のケースでは、消費集合として非負象限を用いるが、本稿では一般的な消費集合を用い、その際にどのような条件が必要なのかを明確にする。また通常の多くのケースでは、消費者が常に十分な水準の所得を実現させる個人強生存条件を仮定するが、本稿では、個人生存条件は仮定するが、個人強生存条件は仮定せずに、有限次元財空間モデルと同様に既約性と経済全体での強生存条件を仮定して、競争均衡の存在定理を証明する。

収録刊行物

  • 經濟學研究

    經濟學研究 54 (1), 17-47, 2004-06-10

    北海道大学大学院経済学研究科

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