ウズベキスタンのマハッラ : 社会自治組織としての発展の歴史

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  • ウズベキスタン ノ マハッラ : シャカイ ジチ ソシキ ト シテ ノ ハッテン ノ レキシ

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抄録

「マハッラ」とは,現在のウズベキスタン共和国において,末端の行政単位として機能している地域共同体である。自治的な共同体としての歴史は古く,そこには昔ながらの親密な人々のつながりが根付いてきた。独立後の同国政府は,マハッラの人的ネットワークを,開発政策,政治活動,治安等の様々な局面において,政策的に利用する方針を打ち出してきた。マハッラは,ウズベキスタンの将来において,自律的な地域経済や地方 分権の発展の礎を担い得る存在として期待されているといえる。本稿は,この「マハッラ」が自治的共同体として発展し,独立後に政策的に活用されるに至った歴史的経緯を,歴史文献に依拠しながら振り返ることで,ウズベク民族にとっての「マハッラ」の社会的意義を論じている。

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