書誌事項
- タイトル別名
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- カリブカイ ト ロビンソン クルーソー
- The Caribbean Sea and Robinson Crusoe
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抄録
type:text
1983年に開園した東京ディズニーランドには,「カリブの海賊」という名称の人工空間が造営されている。それを一つの例として,今日の日本には「カリブ海域」に関わる言説が多方面に見られ,英文学史上の小説作品として知られる『ロビンソン・クルーソー』もその一つである。ところがロビンソン・クルーソーの物語のテクストは,17世紀後半のカリブ海域をめぐる言説であることが隠蔽されて今日の日本に流通している。ロビンソン・クルーソーの暮らす島が「絶海の孤島」であるというのは,何かの理由によってつくりあげられた思い込みによる誤解である。コロンブスの新大陸「発見」を契機にして西ヨーロッパの列強が新大陸に競って進出し,全地球を巻き込む「近代世界」というシステムをつくりあげた。そのシステムの形成過程のなかに位置付けることによってロビンソン・クルーソー物語を理解することが重要である。
収録刊行物
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- 文学部紀要 = Bulletin of The Faculty of Language and Literature
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文学部紀要 = Bulletin of The Faculty of Language and Literature 14 (2), 25-56, 2001-01-01
文教大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763959330048
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- NII論文ID
- 110000505533
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- NII書誌ID
- AN1006691X
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- ISSN
- 09145729
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- NDL書誌ID
- 5813225
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles