網膜剥離に対する強膜バックリング術後の複視

書誌事項

タイトル別名
  • Diplopia following scleral buckling surgery for retinal detachment

抄録

弱視斜視外来診療録から,網膜剥離に対する強膜バックリング術後の複視を主訴に受診した12例を対象に眼位ずれ,眼球運動障害を検討した。眼位ずれの多くは上下偏位で,上下複視を自覚していた。眼球運動障害の方向とバックルの位置との間に一定の関連はなかった。斜視手術は5例,バックル除去を1例,プリズム眼鏡装用を2例行なった。最終的に自覚的な改善が9例,不変1例,変動しているものが2例であった。術後複視の予防のために,外眼筋とテノン嚢などの眼周囲組織に対する操作は最小限にし,癒着を防止することが重要である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050845764099102592
  • NII論文ID
    120006713214
  • ISSN
    1881252X
  • Web Site
    https://jichi-ir.repo.nii.ac.jp/records/671
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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