Knowledge Management in Japanese Multionals : Cases of YKK and Toshiba

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  • 日系多国籍企業の知識マネジメント : YKKと東芝のケースを中心に
  • ニッケイ タコクセキ キギョウ ノ チシキ マネジメント YKK ト トウシバ ノ ケース オ チュウシン ニ

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P(論文)

21世紀に入り,グローバル知識経済時代が到来するにつれて,多国籍企業にも知識マネジメントが重要な課題になってきている。このため,世界の先進的な多国籍企業はグローバル規模で知識マネジメントを展開し始めている。本稿は,日系多国籍企業の知識マネジメントの現状と重要課題について研究しようとしたものである。しかし日系多国籍企業では,グローバル規模で知識マネジメントを展開しているところはまだほとんどない。そこで本稿では,そのようなマネジメントを展開しつつあるYKKと東芝を研究対象にして,その知識マネジメントの現状と特徴を明らかにした。YKKはグローバル・マーケティングに関する知識マネジメントを,東芝は全社的な経営イノベーションの推進をベースにした知識マネジメントを展開している。YKKと東芝の知識マネジメントには,伝統的な日系多国籍企業の経営ではみられない特徴が数多く含まれている。これからの日系多国籍企業には競争優位の構築のために,イノベーションと連動させたグローバル規模の知識マネジメントの展開が求められる。その意味では,YKKと東芝の知識マネジメントの日系多国籍企業に対するインプリケーションは少なくないといえよう。

Journal

  • 千葉商大論叢

    千葉商大論叢 44 (1), 51-73, 2006-06-30

    市川 : 千葉商科大学国府台学会

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