書誌事項
- タイトル別名
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- LPS ユウドウ セイキュウセイ ハイ ショウガイ ニ タイスル エンサン オルプリノン ノ ハイ ショウガイ ケイゲン コウカ
- Olprinone Ameliorates Endotoxin-Induced Acute Lung Injury in Rat
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抄録
エンドトキシンであるリポ多糖体(LPS)をラットに投与しARDSの動物モデルを作成した.このモデルでは肺への好中球の集積と炎症性サイトカイン上昇が認められたが,LPS投与前にホスホジエステラーゼIII阻害薬である塩酸オルプリノンを腹腔内投与することで肺障害の軽減が認められた.LPS投与群に比較して,組織学的には肺胞内への好中球集積が軽減し,血清サイトカイン測定では炎症性サイトカインであるTNFα,IL-6の低下と抗炎症性サイトカインであるIL-10の増加を認めた.肺胞マクロファージを分離,培養し培養上清中のサイトカインを測定したところ,塩酸オルプリノン投与群でIL-10が増加し,TNFα,IL-6が減少していた.以上から肺障害の軽減機序の機序として肺胞マクロファージからのIL-10分泌増加を介した抗炎症作用が考えられた.塩酸オルプリノンは重症患者における循環作動薬としてのみならず,抗炎症作用を介した肺障害の予防効果が期待できると考えられる.
収録刊行物
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- 新潟医学会雑誌
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新潟医学会雑誌 118 (10), 507-514, 2004-10
新潟医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845764160931456
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- NII論文ID
- 110004684354
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- NII書誌ID
- AN00182415
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- ISSN
- 00290440
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- HANDLE
- 10191/3682
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- NDL書誌ID
- 026781422
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles